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離婚公正証書

離婚をするので、約束事を文書にしたいとご依頼を受けました。離婚協議書でも良いのですが、やはり人の心は変わりますので、離婚は公正証書でカタをつけましょう。

お互いで納得できる決め事をメモします。特に金銭的なことは、強制執行できる文言を入れ、支払いが滞った際は強制執行ができるようにしておけば、安心です。(ただし支払い能力が無い場合は難しいです)

強制執行ができるためには、要件があります。金銭はいくらで、分割なのか一括なのか?また分割ならば、月いくら支払い、いつまで支払うのかなど、先の流れを決めておく必要があります。当然にそれに双方が納得しておく必要があります。

円満離婚ならば話し合いもできるのでしょうが、相手が逃げたとか、話し合いができない場合は、公正証書は作成できません。

まずはご相談から、特に早めのご相談をお勧めします。争いごとがある場合は、女性の弁護士さんをご紹介しています。

亡くなられた方の金融機関の引き出しについて

相続のお手続きは、名義変更や金融機関にある故人のお金の引き出し、また不動産の売却や名義変更など、様々なことが出てきます。

遺言書があれば、それに基づいてのお手続きになりますが、遺言書の無い場合は、

①故人の生まれたときから亡くなるまでの全戸籍を揃える

②①に基づいて相続人を確定。法定相続情報一覧図を作成する

③②の書類があれば、金融機関や不動産の名義変更は全戸籍を持ち回らなくて良いので、この作成は必須です

④各金融機関に連絡し、手続きの書類を送付してもらう

不動産の名義変更などの登記が絡む場合は、知り合いの司法書士さんにお願いをします。

戸籍を揃えるだけでも遠方ですと郵送で請求するので、数カ月かかることもあります。相続手続きは遺言書が無い場合は遺産分割協議書も必要ですので、更に時間がかかります。

自分が亡くなったら、みんなでどうにかできるやろうっと言われる方が多いですが、遺言書の有無は、手続きの簡便さ、相続人同士の争いを避けることができる、相続人でない方にも遺産を分けることができる等、利点が多いです。

ぜひ、遺言書の有効活用をお願いいたします。