日本のお年寄りは他国よりも元気ですね。日本がそれだけ平和な証拠かもしれません。
最近、私の自慢の伯母が急に具合が悪くなり、入院中です。あんなに元気だったのに! あっという間の入院生活です。伯母は株をしたり、窯を使う手芸をしたりと好奇心が旺盛でしたが、歳も90歳を超えると健康な人が何でもないことが、すごく体に応えるようになってきたようです。
伯父が亡くなったあとの相続問題があったので、伯母は遺言を書いています。今になると遺言書を書いてて良かったなと本当に思います。今の状態ではまず誰が見ても遺言書を作成することは無理ですから。伯母には財産分与はこうしてほしいという強い意志がありました。
長生きすることは、決して楽しいことばかりではありませんね。健康で動きまわれて、毎日が充実していれば長生きもいいのでしょうが、自分の思っている毎日と違うと、果たしてそれは「楽しんで生きてる」と言えるのかどうか・・・『死』と向き合うことで時間の大切さが見えてきます。
跡に遺すものをどうするかも、先に逝く予定の者の責任なのだと思います。
口約束でなく、目に見える形で残す。それが一番の得策だと思います。