建設業の許可が取得できると、請負金額に制限されることなく工事ができる利点の他に、許可業者ということで、元請の信頼も得ることができます。(許可を取るのもそれを維持するのも大変だからです)
許可を取る際には、4つの大切な要件があります。これを証明するための添付書類は県によって違うのですが、福岡県の場合は↓のとおりです。
①経営管理責任者・・・建設業に関して5年以上の経営経験が求めらます。添付書類には、確定申告書や工事の請負書など5年分の提出があります。
②専任技術者・・・1営業所に必ず1人いることが求められます。資格がある方はその資格証を、また資格が無い方は、取りたい許可業種に係わったことのわかる請負書等10年分が必要です。
③欠格事由に抵触していないこと
④財産的基盤の証明として、500万円以上の残高証明書が求められます。
このほかに①②の常勤の証明や納税証明書、決算書等の提出があります。
また許可の取れた建設業者は、決算から4カ月以内にその1年間の工事内容確認として、決算変更届の提出の義務があり、許可更新は5年後となっています。
なかなかハードルの高い建設業です。更に建設キャリアアップシステムの登録という制度もありますので、そろそろ許可取得とお考えの方は、ぜひご相談をお願いいたします!