相続のお手続きは、名義変更や金融機関にある故人のお金の引き出し、また不動産の売却や名義変更など、様々なことが出てきます。
遺言書があれば、それに基づいてのお手続きになりますが、遺言書の無い場合は、
①故人の生まれたときから亡くなるまでの全戸籍を揃える
②①に基づいて相続人を確定。法定相続情報一覧図を作成する
③②の書類があれば、金融機関や不動産の名義変更は全戸籍を持ち回らなくて良いので、この作成は必須です
④各金融機関に連絡し、手続きの書類を送付してもらう
不動産の名義変更などの登記が絡む場合は、知り合いの司法書士さんにお願いをします。
戸籍を揃えるだけでも遠方ですと郵送で請求するので、数カ月かかることもあります。相続手続きは遺言書が無い場合は遺産分割協議書も必要ですので、更に時間がかかります。
自分が亡くなったら、みんなでどうにかできるやろうっと言われる方が多いですが、遺言書の有無は、手続きの簡便さ、相続人同士の争いを避けることができる、相続人でない方にも遺産を分けることができる等、利点が多いです。
ぜひ、遺言書の有効活用をお願いいたします。