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遺言書が大事な訳

 ここ最近、エンディングノートや遺言書の書き方の本が書店にたくさん並んでいます。
 また葬儀を取り扱う会社も、どういったお葬式を希望しますか?などのセミナーを開いています。
 自分の亡くなったあとは皆で仲良く財産を分けてくれるはず・・・というのは、さてどうでしょうか?
 争い事がないのが一番ですが、それを確実なものにするためには、遺言書があるのとないのとでは
大変な違いです。遺言書さえあれば、故人の思いどおりに財産を分けることもできます。また、亡くなった
あとの手続きも大変ではありません。
 より確実により安心にとなるのであれば、公正証書遺言書をお勧めします。公証人が聴き取り、公正証書に
しますので、法的にも効力があります。ただ、財産の額により手数料がかかることや、2人証人が必要なこと
など、自分で書く遺言書に比べると少々手間とお金がかかりますが、きっとあとでこれが役に立つことと思います。
 自分で書く自筆遺言書は、家庭裁判所の検認を受けなければならず、検認は相続人全員で家庭裁判所に出向いたり
とお金はかからないものの、手間がかかります。3ヶ月以内に相続財産をすべて受け入れるのか、また放棄するのか
と決めなければならず、遺言書がないと相続人がこの人たちでいいのかの確認をするため、戸籍を取り寄せたりの
手続きがあります。悲しみの中、いろいろ忙しいわけです。
 ご家族のために、またご自分のこれからのために、エンディングノートや遺言書、また財産の一覧表を作成することを
今年の集大成にしてみませんか?

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